
ガラスのイメージが、少し変わった出会い。
LAN GLASSWORKとの出会いは、あるインテリアのセレクトショップでした。
そこで目にした作品の美しさが心に残り、Instagramをフォローするように。
惹かれたのは、それまで思い描いていた「ガラス」のイメージが覆されるような、独特の佇まい。素材ならではの質感や光の見え方に加え、これまで見てきたガラス作品とはどこか違うシルエットが、印象に残りました。
一つひとつ手作業でつくられる作品は、似たかたちでも、その輪郭や表情が少しずつ異なります。その違いもまた、ひとつの作品をじっくり見つめたくなる理由でした。
ある日、個展・POP UPの開催を知り、あのとき心に残った作品にもう一度会いたくて、足を運びました。
「こんな作品もあるんだ…!」
さまざまな作品が並ぶ空間は、まるで小さな美術館のよう。ひとつ、またひとつと眺めるうちに、気づけば1時間近くが過ぎていました。
「どれを家に迎えよう。」
一つひとつに違った魅力があるからこそ、なかなか決められない。その迷う時間にも、作品と出会う楽しさがありました。

何を感じるかは、手にした人にゆだねて。
旅先で出会った景色や、日々の中で心に留まった瞬間。そして、素材そのものが持つ魅力。LANの作品は、その時々に積み重なった感覚から、輪郭を見出すように生まれているそうです。
そうして生まれた作品をどう感じ、何を思い浮かべるかは、手に取った人にゆだねたい。作家さんは、そんな想いを話してくださいました。
一つひとつに決まった意味やコンセプトを持たせるのではなく、ガラスの美しさや、制作の中で偶然生まれる表情を、それぞれの感性で楽しんでもらいたい。LANは、そんな自由に感じ、想像できる余白を大切にしています。
かたちを見て何を思い浮かべるか。
どの角度から眺め、どんな表情に心が動くか。
同じ作品を前にしていても、惹かれるところは人によって違うのかもしれません。
会場で感じた、作品を見るたびに新しい発見がある面白さ。その体験にも、LANが大切にする余白がつながっているように感じます。
作品を通して、自分がどんなかたちや光を美しいと思うのかに気づく。
そんな出会いも、暮らしに迎える楽しみのひとつです。

使う時間も、ただ眺める時間も。
家に迎えた作品は、時間帯や光の当たり方によって、また違った表情を見せてくれます。日々その変化を目にするたびに、新しい美しさを感じています。
お香立てや花器として使うときはもちろん、ただそこに置いてあるときにも、空間の一部になる。用途を持ちながら、オブジェのような存在感もあるところに惹かれました。
LANもまた、鑑賞するだけでなく、日常の中で実際に使えるものとして成立することを、常に意識されています。アートとしての表現と、実用品としての機能。その両方のバランスが、作品の中に息づいています。
使うことと、眺めること。
暮らしの中でその両方を楽しみながら、少しずつ愛着が増していく。
ふと目を向けた先に、今日の光を受けたガラスがある。
その表情をしばらく眺める時間も、日々の小さな余白になってくれそうです。
