AME NO SHITA - light

雫のかたちに託した、新しい価値の循環。

雨のあと、葉の上に残る小さな雫。
引用:https://water-sup.com/?pid=158213558

雨のあと、葉の上に残る小さな雫。

最初に目を奪われたのは、その静かな佇まいでした。

雨上がりの葉に残る、小さな一滴。ガラスでできているはずなのに、どこかやわらかく見える。不思議と主張しすぎず、それでいて何度も視線が戻ってしまう存在感があります。

あとで知ったのは、このガラスが役目を終えた蛍光灯から生まれていることでした。

LEDへの移り変わりとともに、少しずつ姿を消していく蛍光灯。その再生ガラスに新しい役割を与え、生まれたのが、wa/terの「AME NO SHITA - light」です。

私たちが惹かれたのは、環境に配慮した素材だからという理由だけではありません。日本の風景にもある「雫」という自然のかたちと、時代の変化によって役割を終えたガラス。その二つがひとつにつながっているところに、このブランドらしい美しさを感じました。

もう必要ない、で終わらせない。
引用:https://water-sup.com/?pid=158213558

もう必要ない、で終わらせない。

AME NO SHITAという名前は、「雫」という漢字から名付けられています。

葉の上に残る雫のような自然のかたちをイメージしながら、型にはめたり押し付けたりせず、一つひとつを成形。流行ではなく、長く使われることを前提に考えられたデザインです。

ブランドを立ち上げるきっかけになったのは、インテリアデザイナーとして活動する中で、大量の廃棄を目の当たりにしてきた経験だったそう。良い素材が使われていても、建物は壊され、多くのものが役目を終えていく。日本のスクラップアンドビルド文化に疑問を抱き、「デザインだからこそ社会に問いを投げかけられる」と考えたことから、wa/terは生まれました。

不要になった素材に、新しい価値を与えること。それは単なるアップサイクルではなく、「ものの終わりを、ものの始まりに変える」というブランドの姿勢そのものなのだと思います。

使い方よりも、残したいもの。
引用:https://water-sup.com/?pid=158213558

使い方よりも、残したいもの。

AME NO SHITAは、カトラリーレストとしても、ジュエリープレートとしても、小皿としても使えます。もちろん、そのまま飾るオブジェとして楽しむのもひとつの選択です。

決まっているのは形ではなく、長く使われることを願ってつくられているということ。

考えてみれば、本当に長く残るものには、「こう使ってください」という答えがあまりありません。暮らしが変われば、役割も少しずつ変わっていく。その変化を受け入れながら、静かに使い続けられるもの。そんな余白を持っているところにも、このガラスの魅力を感じました。

ものは、役割を終えたから捨てられるのではなく、次の役割をまだ見つけられていないだけなのかもしれません。

AME NO SHITAは、その"次の始まり"を、雫というかたちで静かに示してくれる存在でした。

wa/ter

wa/terは、「人や環境とともに循環してゆくプロダクト」をコンセプトに掲げるブランドです。人の手でつくられたものや、その背景や物語に価値を見出し、時代の変化とともに役目を終えた素材へ新たな価値を与えるものづくりを行っています。インテリア業界の短い期間で大量生産と廃棄が繰り返される側面に疑問を抱き、デザインで社会に問いを投げかけるという考えのもと、時代や流行に左右されない素材本来の魅力を活かしたプロダクトを生み出しています。

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AE(あえ)は、「間」の感性で選び、つくるライフスタイル提案プラットフォーム。時間・空間・人間のあいだにある「間」を軸に、自社のものづくりと、価値観を共有する作り手のプロダクトをセレクトします。完成したプロダクトだけでなく、その背景にある手仕事や時間の流れまでも含めて、暮らしの中に届けることを大切にしています。