vol.2
一杯の和紅茶、
その向こう側にある想い。
白川を辿った、その先に。
一杯の和紅茶へ。
vol.1では、岐阜・白川町の茶畑や製茶工場を訪ね、
この土地で一杯の和紅茶が生まれるまでを辿りました。
vol.2では、そこで育まれた茶葉から生まれる
「発酵和茶Trinitea」そのものに焦点を当てます。
なぜ和紅茶だったのか。なぜ「やぶきた」を使うのか。
そして、どんな一杯を届けたいと考えているのか。
白川茶に新しい価値を重ねながら、次の世代へつなごうとする
Triniteaのものづくりを紐解いていきます。
about “Trinitea”
発酵和茶Triniteaとは
発酵和茶Triniteaは、美濃白川で育った茶葉を使い、丁寧な揉捻と酸化発酵によって仕上げる国産和紅茶です。使われているのは、煎茶品種として広く知られる「やぶきた」。本来は和紅茶らしい甘みを引き出すことが難しいとされる品種ですが、茶葉の状態を見極めながら加工を重ねることで、渋みを抑えた繊細な甘みと、華やかな香りを引き出しています。白川茶の文化を守りながら、その魅力をこれまでとは違うかたちで届けたい。Triniteaは、そんな想いから生まれたブランドです。
Why Wakoucha?
なぜ、和紅茶だったのか。
纐纈さんが和紅茶に出会ったのは、Triniteaを始める以前。その味わいに驚き、「もっと付加価値をつけて届けられるのでは」と感じたことが、和紅茶に着目するきっかけになったといいます。日本で育った茶葉を使う和紅茶は、海外産に比べて渋みが穏やかで、自然な甘みとやわらかな香りが特徴。白川町では長く煎茶づくりが続いてきましたが、生産者の高齢化や人口減少により、その文化は失われつつあります。白川茶をただ守るのではなく、新しい価値を加えて次へつなげていく。和紅茶は、そのための1つの答えでもありました。
「やぶきた」で紅茶をつくる。
Triniteaに使われているのは、日本の煎茶を代表する品種「やぶきた」です。
日本の茶畑では広く栽培されている一方、紅茶として仕上げる際には、甘みや香りを引き出すことが難しいとされる品種でもあります。
だからこそ、茶葉の水分量やその日の状態を細かく見ながら、揉捻や酸化発酵の時間を調整することが欠かせません。
煎茶として育てられてきた茶葉から、紅茶らしい華やかな香りと、白川茶らしいすっきりとした後味を引き出す。
そこには、長年積み重ねられてきた経験と技術があります。
一杯を、いちばん美味しく。
今回は、ティーバッグでの淹れ方をご紹介します。リーフでの淹れ方は、Trinitea公式サイトよりご覧ください。
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お湯を沸かす
新鮮な水を、しっかりと沸騰させます。
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茶葉にお湯を注ぐ
茶葉にかけるように、100℃のお湯を注ぎます。
(一番茶:150〜180cc、二番茶:180〜200cc) -
じっくり蒸らす
蓋をして、そのまま待ちます。
(一番茶:3分、二番茶:2分30秒) -
好みの濃さに整える
ティーバッグをゆっくりと回しながら、
お好みの濃さに調整します。 -
しっかりと湯を切る
ティーバッグに残った水分を
しっかりと切ります。 -
カップへ注ぐ
お気に入りのカップに注いで、
ゆっくりとお楽しみください。
一番茶
5月に収穫される一番茶は、冬を越えて最初に芽吹く、やわらかな茶葉。その一番茶を使った和紅茶は、すっきりとした口当たりと繊細な甘みが特徴です。華やかな香りがやさしく広がり、茶葉本来の旨みも感じられます。冷めていくにつれて味わいがよりなじみ、飲み終えたあとには爽やかな余韻が残ります。軽やかで上品な味わいは、クリームを使った洋菓子との相性もよく、ゆっくりと過ごしたい時間に寄り添ってくれる一杯です。
- 軽やかな味わいが好き
- 繊細な甘みを楽しみたい
- 洋菓子と合わせたい
二番茶
一番茶のあとに育った茶葉を摘んでつくられる二番茶。一番茶に比べて、より深みのある味わいと複雑な風味が特徴です。しっかりとしたコクがありながら、後味には白川茶らしいすっきりとした清涼感が残ります。さらに時間を置くことで香りや味わいに奥行きが生まれ、熟成とともにその表情が少しずつ変化していきます。一番茶の軽やかさとはまた違う、落ち着きのある深い味わいを楽しめる和紅茶です。
- 深みのある味わいが好き
- しっかりしたコク
- 熟成の変化を楽しみたい
土地を知り、つくる人を知り、一杯ができるまでを知る。
その背景を知ってから淹れるお茶は、きっと少し違って感じられるはずです。
