Glass Incense Holder ガラスのお香立て

思考の波が凪いでゆく。 気泡を宿すガラスのお香立て。

木の床の上に置かれた透明なガラスのお香立てから、細い煙がまっすぐ立ち上っている様子
引用:https://noble-incense.com/

光を映し、煙を受け止めるガラスの器

nobleの「Glass Incense Holder」は、岐阜県のガラス工房で一点ずつ職人によって成形されたお香立てです。楕円を描くなだらかなフォルムの中央に、お香を差し込む穴がひとつ。そのシンプルな造形の中に、ガラスという素材が持つ奥深い美しさが凝縮されています。

お香を焚くための道具でありながら、何も置かない時間も絵になります。透明なガラスの内側には気泡が閉じ込められており、光の当たり方によって輝きの表情が変わります。朝の光の中では澄んだ白、夜の灯りの下では淡く揺れる銀。同じ器でも、見るたびに少し違う顔を見せてくれます。

アクセサリーや小物を乗せる器としても使えます。お香立てとしてだけでなく、デスクや洗面台のそばに置くだけで、空間にさりげない奥行きが生まれます。

真っ赤に燃える炉の口から、棒の先に巻き取られた溶けたガラスが取り出される瞬間
引用:https://noble-incense.com/

約1,270℃の炉から生まれるかたち

このお香立てが生まれるのは、岐阜県にある小さなガラス工房です。約1,270℃に熱せられた炉の中から、職人が竿をくるくると回しながら溶けたガラスを巻き取ります。炉の前には、熱の波が肌に届くほどの温度が立ちこめています。

一度巻き取ったガラスに、さらにもう一層を重ねることで内部に気泡が生まれます。その後、濡らした新聞紙を両手に持ち、高温のガラスにそっと当てながら形を整えていきます。紙が焦げる匂いと、ガラスが表面を滑る音が、工房の中に響きます。

形が定まったら、インセンスを支える穴を開け、竿から切り離します。専用の窯で一晩かけて温度を下げたのち、底面を丁寧に研磨してガタつきのない仕上がりへ。こうして、同じものが一つとして存在しないお香立てが完成します。

薄暗い空間の中で、ガラスのお香立てから立ち上る煙がゆるやかに揺れている情景
引用:https://noble-incense.com/

思考を休め、深く呼吸するために

一日の終わり、机の上を片づけてから、お香を一本だけ選ぶ。Glass Incense Holderにそっと差し、火をつけてからしばらく眺めていると、ガラスの中に閉じ込められた気泡や反射が、ゆらめく煙と重なり合って見えてきます。

nobleが大切にしているのは、香りが空間を支配するのではなく、空気を整えること。このお香立ても同じ思想のもとに作られています。透明なガラスのかたまりは、周囲の光や色を受け取りながら、そこにある空気の状態をそのまま映し出してくれます。

AEがこのプロダクトを選んだのは、香りの道具でありながら、何も焚いていない時間も美しい点にあります。机の端や棚の一角に置くだけで、そこが「呼吸を整える場所」として立ち上がる。忙しい日常に、穏やかな切り替えのスイッチを用意してくれる一品です。

noble(ノーブル)

「日常に、休息をまとう。」日常の中に、静かで上質なひとときを届けたいという思いから、noble(ノーブル)は誕生しました。香りを空間に満たすものではなく、空気をそっと整える存在として捉え直すお香ブランドです。香りの品質から佇まい、素材まで「置いてあるだけで空間が整う」ことを前提に、調香からプロダクトデザインまでを同じ温度で見つめています。岐阜のガラス工房では、約1,270℃の溶けたガラスを職人がひとつずつ手で巻き取り、成形し、一晩かけてゆっくりと冷ます工程を経てお香立てが生まれます。同じものはふたつとなく、光の角度で表情を変える繊細な輝きを宿しています。忙しさに流される日々のなかで、主張するのではなく感覚を研ぎ澄ませてくれる香りと器。nobleが届けるのは、思考のざわめきを静め、深い呼吸を取り戻すための美しい道具たちです。

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AE(あえ)は、「間」の感性で選び、つくるライフスタイル提案プラットフォーム。時間・空間・人間のあいだにある「間」を軸に、自社のものづくりと、価値観を共有する作り手のプロダクトをセレクトします。完成したプロダクトだけでなく、その背景にある手仕事や時間の流れまでも含めて、暮らしの中に届けることを大切にしています。

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